家庭で自然を楽しむならビオトープがおすすめ。ビオトープの作り方など初心者にもわかる情報です。ビオトープ管理士のことも触れています。
ビオトープとは本来、鳥、メダカなどの魚、トンボやホタルなどの昆虫、その他の動物や、草花、木などの植物といった生物が生活している環境(空間)のことを指します。ビオトープはドイツで発生した考え方で、ビオトープという言葉も、ドイツ語のbiotopから来ています。ビオトープは英語でバイオトープ(biotope)とも言います。ビオトープの語源は、生命を表す「bio」と場所(空間)を表す「topos」の組み合わせで出来た造語です。
ビオトープと言うと、今や人の手で自然環境を再現して生き物を飼うことや呼び寄せること、たとえば庭やベランダに睡蓮鉢などの鉢を置いて、その中に水草を植えて金魚、めだかなど魚を飼ったり、トンボなどの昆虫や鳥が来るように環境を整えた庭などを指すと思われていることが多いようです。
ビオトープと日本で呼ばれているものは、実は正しくはビオガーデンと言います。ビオガーデンのことがビオトープとして一般的には通っているので、このサイトでもビオトープと記載しますが、本来のビオトープとは意味が異なることは知っておいてもいいかもしれません。
ビオトープの作り方は、基本的なものであればそれほど難しくありません。ビオトープ家庭用で必要なセットは、できれば睡蓮鉢のように間口が大きくて深さのある鉢又はプラスチック製の水槽、水草、水道水、これだけで簡単なビオトープが出来ます。あとはビオトープの鉢をベランダや庭に置いて(水槽の場合は室内でも)、水を枯らさないこと、水温があがりすぎないようにすること、水が汚れてきたら汚れを取り除いてやるだけです。
水道水は汲み置きしてから使った方が良いでしょう(カルキ抜き)。ビオトープの鉢をベランダや庭など外に置くときは、蚊やボウフラの発生にも注意しましょう(ボウフラは網で掬って取ります)。こんな簡単なビオトープでも外に置いておけば、トンボが飛んできて卵を産みつけていくこともあります。
ビオトープにもっと凝りたいという場合には、水草の種類を増やしたり、ビオトープ用の土や中和剤を導入してメダカや金魚を飼ったり、水槽(鉢)のコケを食べるエビやタニシなどの貝を鉢(水槽)に入れてもいいでしょう。ビオトープ初心者向けに、ビオトープに必要なものが一式セットになった、家庭用ビオトープセットが通販等で売られています。
ビオトープを始めようとしている人は、「あんなビオトープを作ってみたい」と、夢が膨らんでいることでしょう。イメージをより具体的にしていくために、今実際にどんなビオトープのアイテム(鉢や水槽、水草、魚、等々)が人気なのか、楽天など通販店の人気ランキングを参考にしてみるのも手かもしれません。
ショップを覗いてみると、ワクワクするような生き物や美しい草花、オシャレで便利なビオトープの道具が販売されていたりします。また、初心者にも扱いやすいように、ビオトープの様々なセット品を取り扱っているショップもありますので、「慣れるまではセットで」とか「組み合わせを探すのが大変」という人は、セット品を揃えてみるのもいいでしょう。
ビオトープ初心者には、どこから始めていいのか、どうやってビオトープを作っていけばいいのか、また、作った後のメンテナンス(手入れ)など、具体的なことになるとわからないこともたくさんあります。
そんな時に頼りになるのが。ビオトープのノウハウ本です。今は、初心者にもわかりやすく、カラー写真で実例が載った、ビオトープの作り方の本がたくさん出ています。そういった本を参考にしながら、自分だけのビオトープを楽しんでいきましょう。
ビオトープブームとでも言うのでしょうか、環境との共生や環境保護が叫ばれる中、学校教育にビオトープを取り入れる学校が増えてきています。ビオトープを自由研究の課題にする学校もあるようです。
ビオトープ関係の資格として、ビオトープ管理士といって、財団法人日本生態系協会が認定するビオトープ専門の資格があります。ビオトープ管理士は、環境省の入札参加資格の審査申請でポイントが与えられるほか、国土交通省や農林水産省、地方自治体では秋田・宮城・長野・岐阜・京都などで入札要件となっています。ビオトープ管理士は、環境との共生が叫ばれる状況下で、今後ますます重要性が増していく資格といえるでしょう。
ビオトープ管理士は全部で四種類の資格があります。ビオトープ管理士には、まず1級、2級の二段階の資格があります。ビオトープ管理士はさらに、ビオトープ管理士1級、ビオトープ管理士2級とも 「計画管理士」および「施工管理士」の2種類の資格に分かれています。ビオトープ管理士2級は受験資格はありませんが、ビオトープ管理士1級を受験するには、一例として四年生大学卒業後7年間の実務経験が必要です。